【plugin】『Tutor LMS Elementor Addons』(versions 2.1.5 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Limited Plugin Installationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Tutor LMS Elementor Addons
  • 影響バージョン: 2.1.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Limited Plugin Installation
  • CVE ID: CVE-2024-10897
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/tutor-lms-elementor-addons/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Tutor LMS Elementor Addons」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、適切な認可を受けずにプラグインをインストールできる可能性があるというものです。

この問題は、プラグインのバージョン2.1.5以下で発見されており、攻撃者がこの脆弱性を悪用することで、サイトの機能を不正に拡張したり、他のプラグインと干渉する可能性があります。

影響範囲としては、サイトのセキュリティが低下し、最悪の場合、サイト全体が乗っ取られるリスクも考えられます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの開発において、ユーザーの権限管理が不十分であったことに起因しています。

特に、サブスクライバーのような低権限のユーザーが、通常は許可されない操作を行える状態にあったことが問題です。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインで発見されており、開発者が権限管理を適切に行うことの重要性を再認識させる事例となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを脆弱性修正済バージョンである2.1.6にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトが不正アクセスのリスクにさらされる可能性が高まります。

特に、サブスクライバー以上の権限を持つユーザーが多いサイトでは、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常はコンテンツの閲覧のみが許可されています。
  • 認可: システムがユーザーの操作を許可するかどうかを判断するプロセスです。

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