【plugin】『Really Simple Security – Simple and Performant Security (formerly Really Simple SSL)』(versions 9.0.0 – 9.1.1.1) Authentication Bypassの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Really Simple Security – Simple and Performant Security (formerly Really Simple SSL)
  • 影響バージョン: 9.0.0 – 9.1.1.1
  • 脆弱性タイプ: Authentication Bypass
  • CVE ID: CVE-2024-10924
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/really-simple-ssl/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Really Simple Security – Simple and Performant Security」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のバージョンにおいて認証を回避することが可能となる「Authentication Bypass」として知られています。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、通常はアクセスが制限されている管理者権限を不正に取得することができます。

その結果、サイトの設定変更やデータの改ざん、さらには悪意のあるコードの挿入など、さまざまな攻撃が可能となります。

影響範囲は非常に広く、特にバージョン9.0.0から9.1.1.1を使用しているサイトは、直ちに対策を講じる必要があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における設計上の欠陥から発生しました。

過去にも同様の認証回避の脆弱性が他のプラグインやシステムで発見されており、特にセキュリティが重視される環境では大きな問題となります。

認証はシステムの安全性を確保するための基本的な機能であり、その脆弱性はシステム全体の信頼性を損なう可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである9.1.2にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

その結果、サイトの信頼性が低下し、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性もあります。

したがって、できるだけ早急にアップデートを実施することを強くお勧めします。

専門用語の解説

  • Authentication Bypass: 認証回避。
    通常は認証が必要な操作を、認証を経ずに行うことができる状態。
  • CVE ID: 共通脆弱性識別子。
    特定の脆弱性に対して割り当てられる識別番号。
  • CVSS: 共通脆弱性評価システム。
    脆弱性の深刻度を評価するための基準。

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