【plugin】『WP Activity Log』(versions 5.2.1 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via User_id Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Activity Log
  • 影響バージョン: 5.2.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via User_id Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-10793
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-security-audit-log/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WP Activity Log」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、ユーザーIDパラメータを通じて、認証されていない攻撃者が悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のパラメータを操作することで、管理者や他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があります。

これにより、サイトの管理者権限を乗っ取られるリスクが生じ、サイト全体のセキュリティが脅かされることになります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザー入力を適切に検証せずに保存することで発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのWebサービスで発見されており、その影響の大きさから、Webセキュリティの重要な課題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである5.2.2にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者によって乗っ取られるリスクが高まります。

そのため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • 認証されていない攻撃者: サイトにログインしていない、または正当な権限を持たない攻撃者のことです。
  • パラメータ: Webアプリケーションにおいて、特定の動作を指定するための入力値です。

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