今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Aqua SVG Sprite」における脆弱性についてです。
この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には著者以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。
このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった攻撃が可能となります。
影響を受けるバージョンは3.0.14以下であり、ユーザーの安全を脅かす可能性がありますので、注意が必要です。
SVGファイルは、画像をベクター形式で表現するためのファイル形式であり、通常は安全とされています。
しかし、SVGはXMLベースであるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。
この特性を悪用することで、攻撃者はクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を実行することができます。
過去にも同様の手法での攻撃が報告されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。
この脆弱性に対する具体的な修正方法としては、プラグインのアップデートが推奨されます。
しかし、現時点で修正済みバージョンの情報は不明です。
そのため、SVGファイルのアップロードを制限するか、信頼できるユーザーのみがアップロードできるように権限を調整することが重要です。
これを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザー情報の漏洩やサイトの改ざんといったリスクが高まります。
This record contains material that is subject to copyright
Copyright 2012-2024 Defiant Inc.
License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.