【plugin】『Aqua SVG Sprite』(versions 3.0.14 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Aqua SVG Sprite
  • 影響バージョン: 3.0.14 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9426
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/aqua-svg-sprite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Aqua SVG Sprite」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には著者以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった攻撃が可能となります。

影響を受けるバージョンは3.0.14以下であり、ユーザーの安全を脅かす可能性がありますので、注意が必要です。

脆弱性の背景

SVGファイルは、画像をベクター形式で表現するためのファイル形式であり、通常は安全とされています。

しかし、SVGはXMLベースであるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

この特性を悪用することで、攻撃者はクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を実行することができます。

過去にも同様の手法での攻撃が報告されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法としては、プラグインのアップデートが推奨されます。

しかし、現時点で修正済みバージョンの情報は不明です。

そのため、SVGファイルのアップロードを制限するか、信頼できるユーザーのみがアップロードできるように権限を調整することが重要です。

これを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザー情報の漏洩やサイトの改ざんといったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • SVG: Scalable Vector Graphicsの略で、ベクター形式の画像ファイルです。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトをウェブページに埋め込み、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準です。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対する識別番号です。

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