【plugin】『GPX Viewer』(versions 2.2.8 以下) Authenticated (Subscriber+) Arbitrary File Creationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: GPX Viewer
  • 影響バージョン: 2.2.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Arbitrary File Creation
  • CVE ID: CVE-2024-10629
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/gpx-viewer/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「GPX Viewer」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、任意のファイルを作成できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、サーバー上に不正なファイルを作成し、システムの制御を奪う可能性があります。

その結果、ウェブサイトのデータが改ざんされたり、機密情報が漏洩するリスクが高まります。

このような脆弱性は、特に多くのユーザーがアクセスするウェブサイトにおいて、重大なセキュリティリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイル操作に関する適切な権限チェックが行われていないことに起因しています。

WordPressプラグインは、多くの機能を提供する一方で、セキュリティ面での脆弱性が発生しやすいという歴史があります。

特に、ユーザー権限の管理が不十分な場合、今回のような脆弱性が発生することがあります。

この問題は、ウェブサイトの信頼性を損なうだけでなく、ユーザーの個人情報を危険にさらす可能性があるため、非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、影響を受けるバージョンの使用を控えることが推奨されます。

また、プラグインの使用を継続する場合は、アクセス権限を厳密に管理し、信頼できるユーザーのみがアクセスできるように設定することが重要です。

これを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざん、情報漏洩のリスクが高まります。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • Authenticated: 認証されたユーザーを指し、特定の権限を持つユーザーが操作を行うことを意味します。
  • Arbitrary File Creation: 任意のファイルを作成することができる脆弱性を指します。

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