【plugin】『WPForms – Easy Form Builder for WordPress – Contact Forms, Payment Forms, Surveys, & More』(versions 1.9.1.6 以下) Cross-Site Request Forgery (CSRF) to Plugin’s Log Deletionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WPForms – Easy Form Builder for WordPress – Contact Forms, Payment Forms, Surveys, & More
  • 影響バージョン: 1.9.1.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery (CSRF) to Plugin’s Log Deletion
  • CVE ID: CVE-2024-10593
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WPForms」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery、通称CSRFと呼ばれるもので、攻撃者がユーザーの意図しない操作を実行させる可能性があります。

具体的には、攻撃者が特定のリンクをクリックさせることで、プラグインのログを削除する操作がユーザーの権限で行われてしまうというものです。

このような攻撃が成功すると、ログ情報が消去され、システムの監査やトラブルシューティングが困難になる恐れがあります。

脆弱性の背景

CSRFは、Webアプリケーションにおいて一般的に見られる脆弱性の一つです。

ユーザーが認証済みの状態で悪意のあるサイトを訪問した際に、そのサイトがユーザーの権限を利用して不正なリクエストを送信することが可能になります。

このような脆弱性は、特にセキュリティ対策が不十分な場合に発生しやすく、過去にも多くのWebサービスで問題となってきました。

今回のケースでは、WPFormsのログ管理機能が攻撃対象となっており、適切な対策が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、WPFormsプラグインを脆弱性修正済バージョンである1.9.2.1にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、CSRF攻撃によるログ削除のリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってログ情報が削除され、システムの監査や問題解決が困難になる可能性があります。

そのため、早急な対応が推奨されます。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を第三者が実行させる攻撃手法の一つです。
  • プラグイン: WordPressの機能を拡張するための追加モジュールです。
  • ログ: システムやアプリケーションの動作記録を指します。
  • アップデート: ソフトウェアを最新の状態に更新することです。

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