【plugin】『Social Proof (Testimonial) Slider』(versions 2.2.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via spslider-block Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Social Proof (Testimonial) Slider
  • 影響バージョン: 2.2.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via spslider-block Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-8985
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/social-proof-testimonials-slider/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Social Proof (Testimonial) Slider」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、spslider-blockショートコードを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがプラグインを使用する際に、意図しないスクリプトを実行させることが可能です。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意の操作を行うことができ、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのWebサービスで問題となっており、特にユーザー生成コンテンツを扱うプラグインやテーマでは注意が必要です。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サービス全体のセキュリティを脅かすため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、該当のショートコードの使用を控えることが推奨されます。

また、プラグインのアップデートが提供された際には、速やかに最新バージョンに更新することが重要です。

これを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まるため、注意が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある。
  • ショートコード: WordPressで使用される短いコードのことで、特定の機能を簡単に実行するために使用される。
  • エスケープ: データを安全に処理するために、特定の文字を無害化するプロセス。

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