脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: Cowidgets – Elementor Addons
• 影響バージョン: 1.2.0 以下
• 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Post Disclosure
• CVE ID: CVE-2024-10779
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/cowidgets-elementor-addons/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Cowidgets – Elementor Addons」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、特定の条件下で投稿内容を不正に公開できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、意図しない情報を公開したり、サイトのコンテンツを改ざんする可能性があります。

影響を受けるバージョンは1.2.0以下であり、ユーザーの皆様には注意が必要です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressのプラグインが持つ権限管理の不備に起因しています。

特に、Contributor以上の権限を持つユーザーが、通常の操作範囲を超えて投稿を公開できる点が問題となっています。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインで発見されており、権限管理の重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインのアップデートを行うことです。

しかし、現時点では修正済みバージョンが提供されていないため、影響を受けるバージョンを使用している場合は、権限の見直しや、信頼できるユーザーのみがContributor以上の権限を持つように設定することが推奨されます。

これを行わない場合、サイトのコンテンツが不正に操作されるリスクがあります。

専門用語の解説

• CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準です。
• CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
• Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限です。

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