【theme】『Anih – Creative Agency WordPress Theme』(versions 2024 以下) Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Anih – Creative Agency WordPress Theme
  • 影響バージョン: 2024 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9775
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressテーマ「Anih – Creative Agency WordPress Theme」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、管理者以上の権限を持つユーザーが特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

保存されたスクリプトは、他の管理者がそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

これにより、攻撃者は他の管理者のセッションを乗っ取ったり、サイトの設定を変更したりすることができるリスクがあります。

影響範囲は、該当するバージョンのテーマを使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ストアドXSSは、悪意のあるスクリプトがデータベースに保存され、他のユーザーがそのデータを閲覧する際に実行されるという特徴があります。

この種の脆弱性は、過去にも多くのWebサイトで問題となっており、特に管理者権限を持つユーザーが関与する場合、その影響は重大です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、テーマの開発者からのアップデートを待つことが推奨されます。

それまでの間、管理者権限を持つユーザーのアクセスを制限し、不審なスクリプトの挿入を防ぐためのセキュリティプラグインを導入することが考えられます。

この対策を行わない場合、サイトの管理者権限が乗っ取られるリスクがあり、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを挿入し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトを実行させる攻撃手法。
  • ストアドXSS: 悪意のあるスクリプトがデータベースに保存され、他のユーザーがそのデータを閲覧する際に実行されるXSSの一種。
  • セッション乗っ取り: 他のユーザーのセッション情報を盗み、そのユーザーになりすまして操作を行う攻撃手法。

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