【plugin】『Poll Maker – Versus Polls, Anonymous Polls, Image Polls』(versions 5.4.6 以下) Authenticated (Administrator+) Time-Based SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Poll Maker – Versus Polls, Anonymous Polls, Image Polls
  • 影響バージョン: 5.4.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Time-Based SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-9874
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/poll-maker/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Poll Maker – Versus Polls, Anonymous Polls, Image Polls」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証された管理者以上の権限を持つユーザーが、特定の条件下でSQLインジェクション攻撃を実行できるというものです。

攻撃者は、データベースに対して時間ベースのクエリを送信し、データベースの内容を不正に取得したり、操作したりすることが可能です。

この脆弱性が悪用されると、サイトのデータが漏洩するリスクがあり、サイトの信頼性が損なわれる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションという古典的な攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースとやり取りするアプリケーションにおいて、ユーザー入力が適切にサニタイズされていない場合に発生します。

過去にも多くのウェブアプリケーションがこの手法によって攻撃されており、データ漏洩や改ざんの原因となってきました。

このため、SQLインジェクションの防止は、ウェブアプリケーションのセキュリティにおいて非常に重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを脆弱性修正済バージョンである5.4.7にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、SQLインジェクションのリスクを軽減し、サイトの安全性を確保することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってデータベースが不正に操作される可能性があり、サイトのデータが漏洩するリスクが高まります。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なクエリを実行する攻撃手法の一つです。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全に処理するために、特定の文字やコードを無害化することです。
  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準です。
  • 認証された管理者: システムにログインし、管理者権限を持つユーザーのことです。

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