【plugin】『Form Maker by 10Web – Mobile-Friendly Drag & Drop Contact Form Builder』(versions 1.15.30 以下) Reflected Cross-Site Scripting via add_query_arg Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Form Maker by 10Web – Mobile-Friendly Drag & Drop Contact Form Builder
  • 影響バージョン: 1.15.30 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via add_query_arg Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-10265
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/form-maker/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Form Maker by 10Web」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のパラメータを通じて悪意のあるスクリプトが反映される可能性がある、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)です。

攻撃者は、ユーザーが特定のリンクをクリックするように誘導し、そのリンクに悪意のあるスクリプトを含めることで、ユーザーのブラウザ上で任意のコードを実行することができます。

これにより、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃が行われたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるXSSの一種です。

特に、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力する場合に発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

このため、開発者は常に入力データの検証とエスケープ処理を徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.15.31に更新することが推奨されます。

更新を行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが残り、ユーザーの個人情報が危険にさらされる可能性があります。

したがって、できるだけ早くプラグインを最新バージョンに更新することが重要です。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーが特定のリンクをクリックした際に、悪意のあるスクリプトがそのユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • add_query_arg Parameter: WordPressの関数で、URLにクエリパラメータを追加するために使用される。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理で、Webアプリケーションのセキュリティを高めるために重要。

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