【plugin】『Code Embed』(versions 2.5 以下) Authenticated (Contributor+) Server-Side Request Forgeryの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Code Embed
  • 影響バージョン: 2.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Server-Side Request Forgery
  • CVE ID: CVE-2024-10814
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/simple-embed-code/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Code Embed」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーがサーバー側で不正なリクエストを送信できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、サーバーに対して意図しないリクエストを送信し、内部ネットワークへのアクセスを試みることが可能となります。

このような攻撃が成功すると、攻撃者はサーバー内の機密情報を取得したり、他のシステムへの攻撃の足掛かりとする可能性があります。

影響範囲としては、該当バージョンを使用しているすべてのサイトが対象となり、特に内部ネットワークに重要な情報が存在する場合には、重大なリスクを伴います。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおけるリクエストの取り扱いに起因しています。

歴史的に、Server-Side Request Forgery(SSRF)は、外部からのリクエストを内部ネットワークに転送することで、攻撃者が内部情報を取得する手段として利用されてきました。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると、多くのサイトに影響を及ぼす可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである2.5.1にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、サーバー側での不正なリクエストの送信を防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • Server-Side Request Forgery (SSRF): サーバー側で不正なリクエストを送信し、内部ネットワークにアクセスする攻撃手法。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能だが公開はできない権限。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準。

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