今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Easy SVG Support」における脆弱性についてです。
この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には著者以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。
このスクリプトは、他のユーザーがそのファイルを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を引き起こす可能性があります。
影響を受けるバージョンは3.7以下であり、攻撃者はこの脆弱性を利用して、サイトの管理者権限を奪取したり、ユーザーの個人情報を盗み出すことが可能です。
SVGファイルは、画像をベクター形式で表現するためのファイル形式であり、Webサイトで広く使用されています。
しかし、SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。
この特性が、今回のようなクロスサイトスクリプティング攻撃の温床となることがあります。
過去にも、SVGファイルを介したXSS攻撃は報告されており、Webセキュリティにおいて注意が必要なポイントとなっています。
この脆弱性に対する対策としては、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.8にアップデートすることが推奨されます。
アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。
特に、管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となる可能性があるため、早急な対応が必要です。
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