【plugin】『Event post』(versions 5.9.6 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via events_cal Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: {{<翻訳不可>Event post}}
  • 影響バージョン: 5.9.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via events_cal Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-10186
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/event-post/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Event post」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のショートコードを利用することで、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが「events_cal」ショートコードを通じて、意図しないスクリプトを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといったリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、WordPressのようなプラットフォームでは、多くのユーザーがコンテンツを作成・編集するため、こうした脆弱性が発生しやすい環境となっています。

このため、開発者は常に入力データの検証とエスケープ処理を徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを最新のバージョンである5.9.7にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、悪意のあるスクリプトの埋め込みを防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコードです。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理で、セキュリティを高めるために重要です。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが公開はできません。

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