【plugin】『mFolio Lite』(versions 1.2.1 以下) Missing Authorization to Authenticated (Author+) File Upload via EXE and SVG Filesの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: mFolio Lite
  • 影響バージョン: 1.2.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Author+) File Upload via EXE and SVG Files
  • CVE ID: CVE-2024-9307
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/mfolio-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「mFolio Lite」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特に著者以上の権限を持つユーザーが、EXEやSVGファイルをアップロードできるという問題に起因しています。

通常、これらのファイル形式はセキュリティ上の理由から制限されるべきですが、このプラグインでは適切な認証が行われていないため、悪意のあるファイルがアップロードされるリスクがあります。

この脆弱性を悪用されると、サーバー上で任意のコードが実行される可能性があり、サイト全体のセキュリティが脅かされることになります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルアップロード機能における認証の欠如が原因です。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中でのセキュリティホールは大きな影響を及ぼす可能性があります。

特に、ファイルアップロード機能は攻撃者にとって魅力的なターゲットであり、過去にも同様の脆弱性が報告されています。

このような脆弱性は、サイトの完全性を保つために早急な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことです。

現時点では修正済みバージョンが提供されていないため、プラグインの使用を一時的に停止することが推奨されます。

このまま放置すると、サイトが攻撃者によって乗っ取られるリスクが高まります。

したがって、プラグインの公式ページを定期的に確認し、修正が行われ次第、速やかにアップデートを行うことが重要です。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • EXEファイル: 実行可能ファイルの一種で、通常はWindows環境でプログラムを実行するために使用されます。
  • SVGファイル: スケーラブルベクターグラフィックスの略で、XMLベースのベクター画像形式です。
  • 認証: システムがユーザーの身元を確認するプロセスです。

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