【plugin】『Photo Gallery by 10Web – Mobile-Friendly Image Gallery』(versions 1.8.30 以下) Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Photo Gallery by 10Web – Mobile-Friendly Image Gallery
  • 影響バージョン: 1.8.30 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9878
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/photo-gallery/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Photo Gallery by 10Web – Mobile-Friendly Image Gallery」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証された管理者以上の権限を持つユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドにスクリプトを埋め込むことで、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

このような攻撃は、ユーザーのセッション情報を盗むことや、フィッシング詐欺のページを表示することに利用される恐れがあります。

影響範囲は、プラグインのバージョン1.8.30以下を使用しているサイト全体に及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その都度修正が行われてきました。

この問題が重要である理由は、攻撃者がユーザーの信頼を悪用し、個人情報を不正に取得する可能性があるためです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新のバージョン1.8.31にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まる可能性があります。

したがって、できるだけ早く対応することが推奨されます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理です。
  • フィッシング詐欺: 偽のWebページを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為です。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報です。

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