【plugin】『Basticom Framework』(versions 1.5.0 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Basticom Framework
  • 影響バージョン: 1.5.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9443
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/basticom-framework/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Basticom Framework」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には「Author」以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのファイルを閲覧した際に実行され、ユーザーのブラウザ上で不正な操作を行う可能性があります。

影響を受けるバージョンは1.5.0以下であり、攻撃者がこの脆弱性を利用することで、サイトの管理者権限を奪取するなどの深刻な被害を引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルのアップロード機能における入力検証の不備から発生しています。

SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

このような脆弱性は、ウェブサイトのセキュリティを脅かすため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン1.5.1に更新することです。

更新することで、SVGファイルのアップロード時に適切な入力検証が行われ、悪意のあるスクリプトの埋め込みが防止されます。

もし更新を行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざんといったリスクが高まります。

したがって、早急なアップデートが推奨されます。

専門用語の解説

  • SVGファイル: Scalable Vector Graphicsの略で、XML形式で記述されるベクター画像ファイルのことです。
  • クロスサイトスクリプティング (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一種で、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法です。
  • 認証されたユーザー: システムにログインし、特定の権限を持つユーザーのことです。
  • 入力検証: ユーザーからの入力データが正しい形式であるかを確認するプロセスです。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る