【plugin】『Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features』(versions 3.3.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Icon Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features
  • 影響バージョン: 3.3.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Icon Widget
  • CVE ID: CVE-2024-9655
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/kadence-blocks/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、アイコンウィジェットを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のコードを実行することができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった被害を引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータが適切にサニタイズされずに保存され、他のユーザーに表示される際にスクリプトが実行されることが問題となります。

WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を及ぼす可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.3.2にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

特に、サイトの信頼性やユーザーの安全を守るためにも、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力を安全に処理するために、不要なコードやスクリプトを除去すること。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能だが公開はできない。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る