【plugin】『Otter Blocks – Gutenberg Blocks, Page Builder for Gutenberg Editor & FSE』(versions 3.0.4 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Otter Blocks – Gutenberg Blocks, Page Builder for Gutenberg Editor & FSE
  • 影響バージョン: 3.0.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-10367
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/otter-blocks/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Otter Blocks」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特に著者権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった攻撃が可能となります。

影響を受けるバージョンは3.0.4以下であり、ユーザーの安全を確保するためには、早急なアップデートが推奨されます。

脆弱性の背景

SVGファイルは、画像をベクター形式で表現するためのファイル形式であり、通常は安全とされています。

しかし、SVGはXMLベースであるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

この特性を悪用することで、攻撃者はクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を実行することができます。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやウェブアプリケーションで発見されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.0.5にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

また、SVGファイルのアップロードを制限する設定を行うことも、追加の防御策として有効です。

専門用語の解説

  • SVG: Scalable Vector Graphicsの略で、ベクター形式の画像ファイルです。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準です。

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