【plugin】『Black Widgets For Elementor』(versions 1.3.7 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Black Widgets For Elementor
  • 影響バージョン: 1.3.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9388
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/black-widgets/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Black Widgets For Elementor」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には著者権限以上のユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった攻撃が可能となります。

影響を受けるバージョンは1.3.7以下であり、1.3.8で修正されています。

この脆弱性を悪用されると、サイトの信頼性が損なわれる可能性があるため、早急な対応が求められます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルのアップロード機能における入力検証の不備から発生しました。

SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも同様の手法で攻撃が行われた事例があり、特にWebアプリケーションにおいては注意が必要です。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サイト全体のセキュリティを脅かすため、非常に重要な問題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンである1.3.8にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、SVGファイルのアップロード時に適切な入力検証が行われ、悪意のあるスクリプトの埋め込みが防止されます。

もしアップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に狙われ、ユーザー情報の漏洩やサイトの改ざんといったリスクが高まります。

したがって、早急な対応が推奨されます。

専門用語の解説

  • SVGファイル: Scalable Vector Graphicsの略で、XML形式で記述されるベクター画像ファイルのことです。
  • クロスサイトスクリプティング (XSS): 悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込み、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
  • 認証されたユーザー: システムにログインし、特定の権限を持つユーザーのことです。
  • セッションの乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすましてアクセスする攻撃手法です。

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