【plugin】『T(-) Countdown』(versions 2.4.8 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: T(-) Countdown
  • 影響バージョン: 2.4.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-9884
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/t-countdown/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「T(-) Countdown」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、ショートコードを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトを実行させることが可能です。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意のコードを実行したり、セッション情報を盗むといった攻撃が行われる可能性があります。

影響範囲は、該当バージョンのプラグインを使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの開発において、ユーザー入力を適切にサニタイズしないことが原因で発生しました。

特に、ショートコードの処理において、ユーザーが入力したデータがそのまま保存され、表示される際にスクリプトが実行されるという問題があります。

過去にも同様のクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性は多くのプラグインで発見されており、ウェブアプリケーションのセキュリティにおいて重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明です。

そのため、プラグインの使用を一時的に停止するか、信頼できるユーザーのみがショートコードを使用できるように権限を制限することが推奨されます。

これを行わない場合、サイトのユーザーが攻撃者によって悪意のあるスクリプトを実行されるリスクがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させることができる。
  • ショートコード: WordPressで使用される短いコードの形式で、特定の機能を簡単に追加するために使用される。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力を安全に処理するために、不正なデータを除去または無害化すること。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限を持つ。

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