【plugin】『SMS Alert Order Notifications – WooCommerce』(versions 3.7.5 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via sa_subscribe Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: SMS Alert Order Notifications – WooCommerce
  • 影響バージョン: 3.7.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via sa_subscribe Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-10233
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/sms-alert/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「SMS Alert Order Notifications – WooCommerce」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、特定のショートコード「sa_subscribe」を利用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、情報を盗む、セッションを乗っ取る、または他の悪意のある行動を取ることができるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ストアドXSSは、悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、複数のユーザーに影響を与える可能性があるため、特に危険です。

WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると、多くのサイトに影響を及ぼす可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.7.6にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトが不正に操作されるリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報が盗まれる、サイトの信頼性が損なわれるといった重大な影響を受ける可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させることができる。
  • ショートコード: WordPressで使用される短いコードのことで、特定の機能を簡単に追加するために使用される。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限を持つ。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る