【plugin】『affiliate-toolkit』(versions 3.6.5 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via atkp_product Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: affiliate-toolkit
  • 影響バージョン: 3.6.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via atkp_product Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-10227
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/affiliate-toolkit-starter/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「affiliate-toolkit」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のショートコードを利用することで、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、atkp_productショートコードを通じて、意図しないスクリプトを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、後に他のユーザーがページを閲覧した際に実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといったリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にエスケープしない場合に発生し、攻撃者が悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させることができます。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を及ぼす可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.6.6にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者によって悪用されるリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報が漏洩したり、サイトの信頼性が損なわれる可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコードです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理で、セキュリティ対策の一環として行われます。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが公開はできません。

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