【plugin】『WPC Smart Messages for WooCommerce』(versions 4.2.1 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Message Activation/Deactivationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WPC Smart Messages for WooCommerce
  • 影響バージョン: 4.2.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Message Activation/Deactivation
  • CVE ID: CVE-2024-10437
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wpc-smart-messages/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WPC Smart Messages for WooCommerce」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザーがメッセージの有効化や無効化を行う際に、適切な認可が行われていないことに起因します。

具体的には、サブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、通常は許可されていない操作を実行できる可能性があります。

このため、悪意のあるユーザーが不正にメッセージを操作し、サイトの運営に影響を与えるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの設計上の欠陥により発生しました。

特に、ユーザーの権限管理が不十分であったことが原因です。

WordPressプラグインは多くのサイトで利用されており、そのセキュリティは非常に重要です。

過去にも同様の権限管理の不備が原因で、さまざまなセキュリティ問題が発生してきました。

このような脆弱性は、サイトの信頼性を損なう可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインをバージョン4.2.2にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、適切な認可が実装され、脆弱性が修正されます。

もしアップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトのメッセージ機能が不正に操作されるリスクが残ります。

その結果、サイトの運営に支障をきたす可能性がありますので、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • 認可: システム内で特定の操作を行う権限を確認するプロセスです。
  • サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常は閲覧のみが許可される権限です。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る