【plugin】『StreamWeasels Kick Integration』(versions 1.1.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via sw-kick-embed Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: StreamWeasels Kick Integration
  • 影響バージョン: 1.1.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via sw-kick-embed Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-10184
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/streamweasels-kick-integration/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「StreamWeasels Kick Integration」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、特定のショートコード「sw-kick-embed」を利用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、情報を盗む、セッションを乗っ取るなどの攻撃を行うことができるのです。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存し、後に表示する際に問題が発生します。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その影響の大きさから、Webセキュリティの重要な課題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである1.1.2にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

特に、サイトの信頼性が損なわれる可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ユーザーが入力したデータを適切に処理せずに表示することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に実装するための短いコード。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能だが公開はできない権限。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る