【plugin】『All-in-One WP Migration and Backup』(versions 7.86 以下) Authenticated (Administrator+) Arbitrary PHP Code Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: All-in-One WP Migration and Backup
  • 影響バージョン: 7.86 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Arbitrary PHP Code Injection
  • CVE ID: CVE-2024-9162
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-migration/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「All-in-One WP Migration and Backup」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証された管理者以上の権限を持つユーザーが任意のPHPコードを注入できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドを悪用し、サーバー上で任意のコードを実行することが可能となります。

これにより、サイトの完全な制御を奪われるリスクがあり、データの漏洩や改ざん、さらにはサーバーの乗っ取りといった深刻な被害が発生する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのコード処理における入力検証の不備から発生しました。

WordPressは多くのユーザーに利用されており、そのプラグインも非常に多くのサイトで使用されています。

そのため、こうした脆弱性が発見されると、影響範囲が広がる可能性が高く、迅速な対応が求められます。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、開発者は常にセキュリティの強化に努める必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンである7.87にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを大幅に軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られる可能性があり、データの漏洩や改ざんといった深刻な被害を受けるリスクがあります。

したがって、早急に対応することが重要です。

専門用語の解説

  • PHP: サーバーサイドで動作するプログラミング言語で、Web開発に広く使用されています。
  • コードインジェクション: 攻撃者が悪意のあるコードをシステムに挿入し、実行させる攻撃手法です。
  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • 認証: システムがユーザーの身元を確認するプロセスです。

情報元

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