【plugin】『Monkee-Boy Essentials』(versions 1.1 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Monkee-Boy Essentials
  • 影響バージョン: 1.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9116
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/monkee-boy-wp-essentials/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Monkee-Boy Essentials」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特に著者以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に発生します。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じる可能性があります。

脆弱性の背景

SVGファイルは、画像をベクター形式で表現するためのファイル形式であり、通常は安全とされています。

しかし、SVGファイル内にスクリプトを埋め込むことが可能であるため、適切なバリデーションが行われていない場合、XSS攻撃のベクトルとなることがあります。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやウェブアプリケーションで報告されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンを適用することです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明であるため、SVGファイルのアップロードを制限するか、信頼できるユーザーのみがアップロードできるように権限を調整することが推奨されます。

これを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクがあります。

専門用語の解説

  • SVGファイル: Scalable Vector Graphicsの略で、ベクター形式の画像ファイルです。
  • XSS攻撃: Cross-Site Scriptingの略で、ウェブサイトに悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法です。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取る攻撃手法です。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む攻撃手法です。

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