【plugin】『Wp Social Login and Register Social Counter』(versions 3.0.7 以下) Authentication Bypassの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Wp Social Login and Register Social Counter
  • 影響バージョン: 3.0.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authentication Bypass
  • CVE ID: CVE-2024-9501
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-social/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Wp Social Login and Register Social Counter」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証バイパスの問題を引き起こし、攻撃者が不正にシステムにアクセスする可能性を生じさせます。

具体的には、攻撃者が特定の条件下で認証プロセスを回避し、管理者権限を持たないにもかかわらず、管理者としてログインできる可能性があります。

このような攻撃が成功すると、サイトの完全な制御を奪われるリスクがあり、データの改ざんや漏洩、さらにはサイトの停止といった重大な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証処理における不備から発生しました。

特に、外部のソーシャルメディアアカウントを利用したログイン機能において、適切な認証チェックが行われていないことが原因です。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやシステムで発生しており、認証プロセスの設計における注意が求められています。

認証はシステムのセキュリティの要であり、その脆弱性はシステム全体の安全性を脅かすため、非常に重要な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.0.8にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、認証バイパスの問題が修正され、攻撃者による不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によりサイトが乗っ取られる可能性があり、データの漏洩や改ざん、サービスの停止といった深刻な影響を受けるリスクがあります。

専門用語の解説

  • 認証バイパス: 通常必要な認証手続きを回避して、不正にシステムにアクセスすること。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準。
  • 管理者権限: システムやアプリケーションの設定を変更できる最高レベルのアクセス権限。

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