【plugin】『Editor Custom Color Palette』(versions 3.3.7 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Editor Custom Color Palette
  • 影響バージョン: 3.3.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9642
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/editor-custom-color-palette/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Editor Custom Color Palette」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には著者以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の漏洩や不正な操作を引き起こす可能性があります。

影響を受けるバージョンは3.3.7以下であり、特に多くのユーザーがアクセスするサイトでは注意が必要です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおけるセキュリティの不備から発生しています。

SVGは画像形式の一つですが、XMLベースであるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも同様の手法で攻撃が行われた事例があり、SVGファイルの取り扱いには常に注意が求められています。

このような脆弱性は、サイトの信頼性を損なうだけでなく、ユーザーの個人情報を危険にさらす可能性があるため、早急な対応が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法としては、プラグインのアップデートが推奨されます。

しかし、現時点で修正済みバージョンの情報は不明です。

そのため、SVGファイルのアップロードを制限するか、信頼できるユーザーのみに権限を与えることで、リスクを軽減することができます。

対策を行わない場合、サイトが攻撃者に利用され、ユーザーの情報が漏洩するリスクが高まります。

専門用語の解説

  • SVG: Scalable Vector Graphicsの略で、XMLベースのベクター画像形式です。
  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブサイトに悪意のあるスクリプトを注入し、ユーザーの情報を盗む攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準です。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性情報の識別番号です。

情報元

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