【plugin】『WP Awesome Login』(versions 0.4.0 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Awesome Login
  • 影響バージョン: 0.4.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9456
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-awesome-login/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WP Awesome Login」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特に著者以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、ユーザーのブラウザ上で不正な操作を行う可能性があります。

影響を受けるバージョンは0.4.0以下であり、現時点で修正済みバージョンは不明です。

この脆弱性を悪用されると、サイトの管理者権限を奪取されるリスクがあるため、注意が必要です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルのアップロード機能における入力検証の不備から発生しています。

SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも同様の手法でクロスサイトスクリプティング攻撃が行われた事例があり、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サイト全体のセキュリティを脅かすため、早急な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことが最も効果的です。

それまでの間、SVGファイルのアップロードを制限するか、信頼できるユーザーのみに権限を与えることでリスクを軽減できます。

対策を行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られる可能性があり、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクもあります。

専門用語の解説

  • SVGファイル: Scalable Vector Graphicsの略で、XML形式で記述されたベクター画像ファイルのことです。
  • クロスサイトスクリプティング (XSS): 悪意のあるスクリプトをウェブページに埋め込み、他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
  • 認証されたユーザー: システムにログインし、特定の権限を持つユーザーのことです。
  • 権限: システム内でユーザーが行える操作の範囲を示します。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る