【plugin】『ElementsKit Elementor addons』(versions 3.2.9 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Image Comparison Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ElementsKit Elementor addons
  • 影響バージョン: 3.2.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Image Comparison Widget
  • CVE ID: CVE-2024-10091
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/elementskit-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ElementsKit Elementor addons」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが、Image Comparison Widgetを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者は、Contributor以上の権限を持つユーザーとしてログインし、この脆弱性を利用して、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトを実行させることが可能です。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意の操作を行うことができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった被害が発生する恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することで発生します。

WordPressのようなCMSでは、多くのプラグインが存在し、それぞれが異なる開発者によって管理されているため、こうした脆弱性が発生しやすい環境となっています。

このため、プラグインのセキュリティ更新は非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.3.0にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正なスクリプトの実行を許してしまう可能性があり、サイトの信頼性やユーザーの安全が脅かされるリスクがあります。

したがって、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある問題です。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理のことです。
    これにより、スクリプトが意図せず実行されるのを防ぎます。
  • CMS: コンテンツ管理システムの略で、Webサイトのコンテンツを管理・運用するためのソフトウェアです。

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