【plugin】『Awesome buttons』(versions 1.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via btn2 Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Awesome buttons
  • 影響バージョン: 1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via btn2 Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-10148
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-awesome-buttons/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Awesome buttons」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、btn2ショートコードを利用することで、Contributor以上の権限を持つユーザーがスクリプトを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーが該当ページを閲覧した際に実行され、情報の漏洩や不正な操作を引き起こす可能性があります。

影響範囲は、該当プラグインを使用しているすべてのサイトに及び、特に多くのユーザーがアクセスするサイトでは深刻な影響を及ぼす恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーの入力を適切に検証せずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトで問題となっており、特にユーザー生成コンテンツを扱うプラットフォームでは注意が必要です。

この脆弱性が重要である理由は、攻撃者がユーザーのセッション情報を盗むことができるため、個人情報の漏洩や不正アクセスのリスクが高まるからです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことです。

現在、修正済みバージョンの情報は不明ですが、開発者が提供する最新のアップデートを適用することが推奨されます。

また、プラグインの使用を一時的に停止することも検討すべきです。

これを行わない場合、サイトのユーザーが攻撃者による不正なスクリプトの実行にさらされるリスクがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webサイトにおいて、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される脆弱性のことです。
  • ショートコード: WordPressで使用される、特定の機能を簡単に呼び出すための短いコードのことです。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが、公開する権限は持たないユーザーのことです。

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