【plugin】『Simple News』(versions 2.8 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via news Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Simple News
  • 影響バージョン: 2.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via news Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-10112
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/simple-news/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Simple News」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、ニュースショートコードを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトを実行させることが可能です。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意のコードを実行したり、セッション情報を盗むといった攻撃が行われる可能性があります。

影響範囲は、該当プラグインを使用しているすべてのWordPressサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存し、他のユーザーに表示する際に発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのプラグインやテーマで発見されており、Webセキュリティにおいては重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明です。

そのため、プラグインの使用を一時的に停止するか、信頼できるユーザーのみがニュースショートコードを使用できるように権限を制限することが推奨されます。

これを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザー情報の漏洩やサイトの改ざんといったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコードです。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが、公開権限は持ちません。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る