【plugin】『Terms descriptions』(versions 3.4.6 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Terms descriptions
  • 影響バージョン: 3.4.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9374
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/terms-descriptions/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Terms descriptions」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、特定の条件下で悪意のあるスクリプトが実行される可能性があります。

攻撃者は、ユーザーが特定のリンクをクリックするように誘導し、そのリンクに悪意のあるスクリプトを含めることで、ユーザーのブラウザ上で任意のコードを実行することができます。

これにより、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃が行われたりするリスクがあります。

影響範囲としては、プラグインのバージョン3.4.6以下を使用しているサイトが対象となります。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのウェブサイトで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響が大きくなる可能性があります。

このため、開発者は常に入力の検証と出力のエスケープを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを最新のバージョン3.4.7にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、悪意のある攻撃からサイトを保護することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが残り、ユーザーの情報が漏洩する可能性があります。

そのため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力を適切に処理せずに出力することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対する識別番号。

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