【plugin】『Anchor Episodes Index (Spotify for Podcasters)』(versions 2.1.10 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via anchor_episodes Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Anchor Episodes Index (Spotify for Podcasters)
  • 影響バージョン: 2.1.10 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via anchor_episodes Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-10189
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/anchor-episodes-index/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Anchor Episodes Index (Spotify for Podcasters)」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、anchor_episodesショートコードを利用して、意図しないスクリプトを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといったリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、WordPressのようなプラットフォームでは、多くのユーザーがコンテンツを作成・編集するため、こうした脆弱性が発生しやすい環境となっています。

このため、開発者は常に入力データの検証とエスケープ処理を徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンである2.1.11にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、悪意のあるスクリプトの埋め込みを防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクが高まります。

また、サイトの信頼性が損なわれる可能性もあるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すためのコード。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能。

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