【plugin】『Add Widget After Content』(versions 2.4.6 以下) Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Add Widget After Content
  • 影響バージョン: 2.4.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9892
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/add-widget-after-content/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Add Widget After Content」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、管理者以上の権限を持つユーザーが特定の条件下で悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのスクリプトを実行するように仕向けることが可能です。

結果として、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行される可能性があり、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼすことがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ストアドXSSは、悪意のあるスクリプトがデータベースに保存され、他のユーザーがそのデータを閲覧する際にスクリプトが実行されるという特徴があります。

このような脆弱性は、過去にも多くのWebサービスで問題となっており、特にユーザー生成コンテンツを扱うプラットフォームでは注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンを適用することです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明です。

そのため、管理者権限を持つユーザーのアクセスを制限し、信頼できるユーザーのみが管理者権限を持つようにすることが推奨されます。

この対策を行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある。
  • ストアドXSS: 悪意のあるスクリプトがデータベースに保存され、他のユーザーがそのデータを閲覧する際にスクリプトが実行されるタイプのXSS。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。

情報元

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