【plugin】『Parcel Pro』(versions 1.8.4 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Parcel Pro
  • 影響バージョン: 1.8.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9383
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/woo-parcel-pro/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Parcel Pro」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、攻撃者が特定のスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることが可能になるというものです。

具体的には、攻撃者が細工したURLをユーザーにクリックさせることで、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行させることができます。

これにより、ユーザーのクッキー情報が盗まれたり、フィッシング詐欺に利用されたりする可能性があります。

影響範囲は、Parcel Proプラグインのバージョン1.8.4以下を使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザー入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのウェブサイトで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、ユーザーの個人情報が盗まれるリスクがあるため、非常に重要な問題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、Parcel Proプラグインの最新バージョンにアップデートすることです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明であるため、開発者からの公式なアップデート情報を待つ必要があります。

修正を行わない場合、ユーザーの個人情報が盗まれるリスクが高まるため、できるだけ早急に対策を講じることが重要です。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力を適切に処理せずに出力することで、攻撃者が任意のスクリプトを実行できる脆弱性。
  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対する一意の識別番号。

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