【plugin】『Branding』(versions 1.0 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Branding
  • 影響バージョン: 1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9452
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/branding/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Branding」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、SVGファイルのアップロードを通じて、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、著者以上の権限を持つユーザーが、特定の条件下でSVGファイルをアップロードする際に、スクリプトを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の漏洩や不正な操作を引き起こす可能性があります。

影響範囲は、プラグインを使用しているすべてのサイトに及び、特に多くのユーザーがアクセスするサイトでは、被害が拡大する恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおけるセキュリティの不備から発生しています。

SVGは画像形式の一つですが、XMLベースであるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

この問題は、Webアプリケーションのセキュリティにおいて重要な課題であり、適切な対策が求められています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインのアップデートが提供されるまで、SVGファイルのアップロードを制限することです。

また、信頼できるユーザーのみがファイルをアップロードできるように権限を見直すことも有効です。

これを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクがあります。

専門用語の解説

  • SVG: Scalable Vector Graphicsの略で、XMLベースのベクター画像形式です。
  • Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込み、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の深刻度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。

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