【plugin】『SendPulse Free Web Push』(versions 1.3.6 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: SendPulse Free Web Push
  • 影響バージョン: 1.3.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9184
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/sendpulse-web-push/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「SendPulse Free Web Push」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドにスクリプトを埋め込むことで、管理者や他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行され、情報の漏洩や不正な操作が行われるリスクがあります。

この脆弱性は、バージョン1.3.6以下で発見されており、ユーザーの安全を脅かす可能性があるため、早急な対応が求められます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーの入力を適切に検証せずに出力することで発生します。

特に、認証されていないユーザーがスクリプトを保存できる場合、攻撃のリスクが高まります。

このような脆弱性は、過去にも多くのWebサービスで問題となっており、開発者にとっては常に注意が必要なポイントです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである1.3.7にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトが改ざんされる可能性があり、ユーザーの信頼を失うだけでなく、法的な問題に発展する可能性もあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • 認証されていないユーザー: サイトにログインしていない、または特定の権限を持たないユーザーのことです。
  • スクリプト: Webページ上で実行されるプログラムコードのことです。

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