【plugin】『Fonto – Custom Web Fonts Manager』(versions 1.2.1 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Fonto – Custom Web Fonts Manager
  • 影響バージョン: 1.2.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-8920
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/fonto/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Fonto – Custom Web Fonts Manager」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特に著者以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に発生します。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルのアップロード機能における入力検証の不備に起因しています。

SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

このような脆弱性は、ウェブサイトのセキュリティを脅かすため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン1.2.2に更新することです。

更新を行うことで、SVGファイルのアップロードにおける入力検証が強化され、脆弱性が修正されます。

もし更新を行わない場合、攻撃者による不正なスクリプトの実行や、ユーザー情報の漏洩といったリスクが残ります。

したがって、早急にプラグインを最新バージョンに更新することを強くお勧めします。

専門用語の解説

  • SVGファイル: Scalable Vector Graphicsの略で、XML形式で記述されたベクター画像ファイルのことです。
  • クロスサイトスクリプティング (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対する識別番号です。

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