【plugin】『Zita Elementor Site Library』(versions 1.6.3 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Zita Elementor Site Library
  • 影響バージョン: 1.6.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-8921
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/zita-site-library/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Zita Elementor Site Library」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のバージョンにおいて、認証されたユーザーがSVGファイルをアップロードする際に、悪意のあるスクリプトを埋め込むことが可能であるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのファイルを閲覧した際に実行され、情報の漏洩や不正な操作を引き起こす可能性があります。

特に、Author以上の権限を持つユーザーがこの脆弱性を悪用することで、サイト全体に影響を及ぼすリスクがあるため、注意が必要です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおけるセキュリティの不備から発生しました。

SVGは画像形式の一つですが、XMLベースであるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要とされています。

このような脆弱性は、サイトの信頼性を損なうだけでなく、ユーザーの個人情報を危険にさらす可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである1.6.4にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、SVGファイルのアップロードに関するセキュリティが強化され、悪意のあるスクリプトの埋め込みを防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、サイトが攻撃者によって改ざんされるリスクが高まり、ユーザーの信頼を失う可能性があります。

専門用語の解説

  • SVG: Scalable Vector Graphicsの略で、XMLベースのベクター画像形式です。
  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブサイトに悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法の一つです。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の深刻度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性情報の識別番号です。

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