【plugin】『ElementsReady Addons for Elementor』(versions 6.4.3 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ElementsReady Addons for Elementor
  • 影響バージョン: 6.4.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9444
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/element-ready-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ElementsReady Addons for Elementor」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下でSVGファイルのアップロードを通じて、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者は、Author以上の権限を持つユーザーとしてログインし、SVGファイルをアップロードすることで、他のユーザーのブラウザでスクリプトを実行させることが可能です。

これにより、ユーザーのセッション情報を盗む、フィッシング攻撃を行うなどのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおけるセキュリティチェックが不十分であることに起因しています。

SVGはXMLベースのベクター画像フォーマットであり、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも、SVGファイルを利用したクロスサイトスクリプティング攻撃は報告されており、特にWebアプリケーションにおいては注意が必要です。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なう可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである6.4.4にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、SVGファイルのアップロードに関するセキュリティチェックが強化され、悪意のあるスクリプトの保存を防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まるため、早急な対応が推奨されます。

専門用語の解説

  • SVG: Scalable Vector Graphicsの略で、XMLベースのベクター画像フォーマットです。
  • クロスサイトスクリプティング (XSS): 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • 認証されたユーザー: システムにログインし、特定の権限を持つユーザーのことです。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る