【plugin】『SlimStat Analytics』(versions 5.2.6 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: SlimStat Analytics
  • 影響バージョン: 5.2.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9548
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-slimstat/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「SlimStat Analytics」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、未認証のユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるという、Stored Cross-Site Scripting(XSS)に分類されます。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、管理者権限を持つユーザーがプラグインの管理画面を開いた際にスクリプトを実行させることが可能です。

これにより、ユーザーのセッション情報を盗む、または管理者権限を乗っ取るといった攻撃が行われる可能性があります。

影響範囲は広く、特に多くのユーザーが利用しているプラグインであるため、迅速な対応が求められます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティの問題であるXSSの一種です。

XSSは、ユーザーの入力を適切にエスケープしないことが原因で発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで問題となっており、その影響は深刻です。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を及ぼすため、迅速な対応が重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである5.2.7にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

特に、管理者権限を持つユーザーが被害に遭うと、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーの入力を保存し、他のユーザーがそのデータを閲覧した際にスクリプトが実行される脆弱性のことです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するために、文字列を変換する処理のことです。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報です。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る