【plugin】『Mynx Page Builder』(versions 0.27.8 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Mynx Page Builder
  • 影響バージョン: 0.27.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9656
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/mynx-page-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Mynx Page Builder」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下でSVGファイルのアップロードを通じて、認証されたユーザーによるストアド型クロスサイトスクリプティング攻撃が可能になるというものです。

攻撃者は、悪意のあるSVGファイルをアップロードすることで、他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができます。

これにより、ユーザーのセッション情報を盗む、フィッシング攻撃を行う、または他の悪意のある行動を取ることが可能となります。

影響を受けるバージョンは0.27.8以下であり、ユーザーはこの脆弱性に対して注意が必要です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおけるセキュリティの不備から発生しています。

SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

過去にも、SVGファイルを利用したクロスサイトスクリプティング攻撃は報告されており、特にユーザーがファイルをアップロードできる環境では注意が必要です。

このような脆弱性は、ウェブアプリケーションのセキュリティにおいて重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインのアップデートが推奨されます。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明であるため、開発者からの公式なアップデート情報を待つ必要があります。

また、SVGファイルのアップロードを制限する、または無効化することも一時的な対策として有効です。

これらの対策を行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させることができる。
  • SVGファイル: Scalable Vector Graphicsの略で、XML形式で記述されるベクター画像ファイル。
  • 認証されたユーザー: システムにログインし、特定の権限を持つユーザー。
  • セッション情報: ウェブサイトにログインしているユーザーの状態を保持するための情報。

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