【plugin】『ImagePress – Image Gallery』(versions 1.2.2 以下) Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting via Plugin Settingsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ImagePress – Image Gallery
  • 影響バージョン: 1.2.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting via Plugin Settings
  • CVE ID: CVE-2024-9776
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/image-gallery/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ImagePress – Image Gallery」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、プラグインの設定を通じて、管理者権限を持つユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、プラグインの設定画面において、特定のフィールドにスクリプトを埋め込むことで、他の管理者がその設定を閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

このような攻撃は、サイトの管理者が意図しない操作を行わせたり、セッション情報を盗むといった被害をもたらす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、管理者権限を持つユーザーが影響を受けるため、サイト全体のセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性があります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、Webセキュリティの重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである1.3.0にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、悪意のあるスクリプトが実行されるリスクが残り、サイトの安全性が損なわれる可能性があります。

特に、管理者権限を持つユーザーが多いサイトでは、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • 管理者権限: サイトの全ての機能にアクセスできる特権を持つユーザーの権限です。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報です。

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