【plugin】『Auto iFrame』(versions 1.7 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via tag Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Auto iFrame
  • 影響バージョン: 1.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via tag Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-9449
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/auto-iframe/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Auto iFrame」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には「Author」以上の権限を持つユーザーが、特定のタグパラメータを利用して悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのスクリプトを実行するように仕向けることが可能です。

結果として、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで問題となっており、その影響の大きさから重要視されています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響範囲が大きくなるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである1.8にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による情報漏洩やセッションハイジャックのリスクが高まります。

したがって、早急な対応が推奨されます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ユーザーが入力したデータを適切に処理せずに表示することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するために、文字列を変換する処理。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取ることで、そのユーザーになりすます攻撃手法。
  • 権限: システムやアプリケーションにおいて、ユーザーが持つ操作の範囲や制限。

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