【plugin】『Themify Builder』(versions 7.6.2 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Themify Builder
  • 影響バージョン: 7.6.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9385
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/themify-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Themify Builder」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、攻撃者が特定のスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることが可能になるというものです。

具体的には、攻撃者が悪意のあるリンクを作成し、それをユーザーにクリックさせることで、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行させることができます。

この脆弱性が悪用されると、ユーザーの個人情報が盗まれたり、セッションが乗っ取られたりする可能性があります。

影響を受けるバージョンは7.6.2以下であり、ユーザーは速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザーからの入力を適切に検証せずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのウェブサイトで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームにおいては、影響が大きくなる可能性があります。

このため、開発者は常に入力の検証とエスケープ処理を行うことが重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、Themify Builderをバージョン7.6.3にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを低減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってユーザーの個人情報が盗まれる可能性があり、サイトの信頼性が損なわれるリスクがあります。

したがって、できるだけ早くアップデートを行うことが重要です。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力を適切に処理せずに出力することで、攻撃者がユーザーのブラウザで任意のスクリプトを実行できる脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステム。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る