【plugin】『Display Medium Posts』(versions 5.0.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via display_medium_posts Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Display Medium Posts
  • 影響バージョン: 5.0.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via display_medium_posts Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-9445
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/display-medium-posts/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Display Medium Posts」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、display_medium_postsショートコードを利用して、悪意のあるJavaScriptコードを投稿に埋め込むことが可能です。

このコードは、他のユーザーがその投稿を閲覧した際に実行され、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった攻撃が行われる可能性があります。

影響範囲は、該当プラグインを使用しているすべてのWordPressサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

特に、WordPressのようなCMSでは、複数のユーザーがコンテンツを投稿するため、こうした脆弱性が発生しやすい環境です。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、Webセキュリティにおいては重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことです。

現時点では修正済みバージョンが提供されていないため、影響を受けるバージョンの使用を控えることが推奨されます。

また、サイトの管理者は、信頼できるユーザーにのみContributor以上の権限を与えるようにし、定期的にセキュリティ監査を行うことが重要です。

これを行わない場合、サイトの利用者に対するセキュリティリスクが高まり、最悪の場合、サイト全体が攻撃者の手に渡る可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すためのコード。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能。

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