【plugin】『Ibtana – WordPress Website Builder』(versions 1.2.4.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via align Attributeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Ibtana – WordPress Website Builder
  • 影響バージョン: 1.2.4.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via align Attribute
  • CVE ID: CVE-2024-8282
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/ibtana-visual-editor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、Ibtana – WordPress Website Builderプラグインにおける脆弱性です。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、align属性を利用して悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

具体的には、攻撃者が悪意のあるコードを投稿し、それが他のユーザーのブラウザで実行されることで、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などが行われるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示する場合に発生します。

歴史的には、多くのWebアプリケーションがこの種の脆弱性に悩まされてきました。

WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、特に注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Ibtana – WordPress Website Builderプラグインをバージョン1.2.4.5にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによる攻撃のリスクが高まります。

具体的には、サイトの信頼性が損なわれ、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理。
    Webアプリケーションでは、ユーザー入力を表示する際にエスケープ処理を行うことでXSSを防ぐことができます。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取る攻撃手法。
    これにより、攻撃者は被害者になりすまして操作を行うことができます。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使って、ユーザーから個人情報を騙し取る攻撃手法。

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