今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「AVIF Uploader」における脆弱性についてです。
この脆弱性は、バージョン1.1.0において発見されました。
具体的には、認証されたユーザー(Author以上の権限を持つユーザー)がSVGファイルをアップロードする際に、悪意のあるスクリプトを埋め込むことが可能です。
このスクリプトは、他のユーザーがそのファイルを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。
この攻撃により、被害者のブラウザ上で任意のコードが実行される可能性があり、セッションハイジャックやフィッシング詐欺などのリスクが生じます。
この脆弱性は、SVGファイルのアップロード機能における入力検証の不備が原因で発生しました。
SVGファイルはXMLベースのベクター画像形式であり、スクリプトを埋め込むことが可能です。
そのため、適切な入力検証が行われていない場合、悪意のあるスクリプトが含まれたSVGファイルがアップロードされるリスクがあります。
このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやウェブアプリケーションで報告されており、特にユーザー生成コンテンツを扱うサイトでは注意が必要です。
この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.1.1にアップデートすることが推奨されます。
アップデートにより、SVGファイルのアップロード時に適切な入力検証が行われるようになります。
もしアップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脆弱な状態のままとなり、クロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まります。
特に、複数のユーザーがコンテンツを投稿するサイトでは、早急な対応が求められます。
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